授業について②~パソコンの時代はもう終わり!?~
書きためていたこともあって、今日は連投になります。
ちなみに表題について。
日本にいるときはアメリカの大学での授業というとサンデルの白熱教室のイメージが強く、何が言いたいかというと、
学生はMac(というかノートPC)を使って講義のノートを取る
という変な先入観がありました。
ですが、実際シラバスを読んでも、授業に行っても、
基本的に電子デバイスの使用は禁止されている
ことが多いです。
最近の研究では、授業中の電子デバイス(PCとかタブレット、スマホ)使用が学習にいい影響を与えていないとか、あるいはノートをPCで取る学生とペンとノートで取る学生では後者の方が成績が良いとか、研究結果が出てきているようです。確かに、授業に飽きたらすぐFBやTwitterを見ちゃうことが出来ますもんね。
シラバスにもそういった研究や言及されている記事が引用されています。例えば…
Laptop multitasking hinders classroom learning for both users and nearby peers
Facebook and texting made me do it: Media-induced task-switching while studying
The Pen Is Mightier Than the Keyboard
きちんと研究成果に基づいているあたり、大学らしいです。
とはいいつつ、何だかんだPCでノート取っている学生も0ではありません(苦笑)。先生は「PC使っている人ははい閉じてね」と授業前に声をかけていますが。
日本にいた時はPCでノートを取っている学生はほとんどいなかったので、それに比べると多いくらいです(某国立大法学部)。
一つ違いを挙げるとすれば総じてみんな授業を聞いていることでしょうか。日本にいた時は授業中スマホをいじっている学生がいっぱいいましたが、こっちに来てからはそういったのはあまり見かけないです(やはり0ではないけれど)。
こっちの先生はわかりやすい授業を心がけるというか、授業中よくジョークを言ったり生徒に質問したりするので80分授業でも飽きないのかな、という印象があります。
自分の大学の授業は90分延々と先生が単調にしゃべり続けるだけでしたからね、内容に興味ないと途中で飽きちゃうのもしゃーないと思ったりはします。法学部だったので、余計単調さに拍車がかかるというか…。もちろん先生の言ったことをキチンと覚えるというのも大事だとは思いますが…(歯切れが悪い)。
まだこちらに来て三週間もたっていませんが、今のところ、こんなことを感じていたりする毎日です(^^;)。